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戸建て住宅の2階をリフォームして、新たに浴室を増設したいという方が増えています。
その理由は「家族が増えた」「現在の家事動線に不満がある」などさまざまですが、確かに2階に浴室があるとメリットが多いですよね。
そこで今回は2階に浴室を増設する場合に知っておきたい基礎知識として、浴室のサイズや特徴、増設する際の注意点などをまとめてご紹介します。
2階に浴室のある快適な暮らしを実現するために、また大切な我が家のリフォームを失敗しないためにも、ぜひご一読ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら2階に増設する浴室リフォームの基礎知識①浴室サイズや特徴
リフォームをおこなって2階に浴室を増設するには、まず浴室のサイズを確認することが大切です。
ここでは、あらかじめ工場で作成された浴槽や壁・床・天井などを現場で組み立てるユニットバスについて、戸建て住宅とマンションそれぞれに対応する主なサイズや特徴を見てみましょう。
戸建て住宅の浴室サイズバリエーション
戸建て住宅の浴室に対応するサイズと特徴には、主に以下の3つがあります。
親子でゆったり入浴できる1.5坪サイズ
浴槽も洗い場もゆったりスペースを取った浴室サイズ。
親子で入浴したり入浴介助したりする場合も、1.5坪サイズあれば安心ですね。
奥行きのあるカウンターなど、浴室にプラスする設備の幅も広がります。
ゆったりリラックス感のある1.25坪サイズ
こちらもゆとりのあるサイズ感で、のびのびリラックスしたバスタイムを演出できます。
一日の疲れを癒す特別なスペースとして浴室リフォームするなら、これくらいの広さがあるといいですね。
限られたスペースに対応する1坪サイズ
浴室リフォームに使えるスペースに限りがある場合でも、開口窓を大きく取るなど空間を広く感じさせる工夫で快適な浴室リフォームがかなえられます。
マンションの浴室サイズバリエーション
マンションに設置できるユニットバスの浴室サイズは戸建て用よりバリエーションが豊富です。
メーカーにもよりますが、最近では以下のようにサイズがきめ細かく設定されているので、設置場所の広さや希望に合わせて選べるのが特徴です。
●1116サイズ:バスルーム内寸1,100mm×1,600mm
●1216サイズ:バスルーム内寸1,200mm×1,600mm
●1317サイズ:バスルーム内寸1,300mm×1,700mm
●1418サイズ:バスルーム内寸1,400mm×1,800mm
●1618サイズ:バスルーム内寸1,600mm×1,800mm
●1620サイズ:バスルーム内寸1,600mm×2,000mm
2階に増設する浴室リフォームの基礎知識②うれしいメリット
続いて、リフォームによって2階に浴室を増設するメリットについて見てみましょう。
2階に浴室があることで得られるメリットには、以下のようなものがあります。
うれしいメリット①家事動線の効率をアップする
庭に物干しのある戸建てを除き、洗濯物は2階以上のベランダなどに干す場合が多いでしょう。
1階に浴室スペースがある場合、洗濯物を1階から2階へ運ぶ労力がかかり、家事動線が長くなって不効率です。
リフォームによって2階に浴室を増設して洗濯機も2階に設置すれば、そのまま2階のベランダなどに移動しやすく効率的に家事が進むのが大きなメリットとなります。
うれしいメリット②自由な時間に入浴できる
家族の人数が多い家庭では入浴したい時間がほかの家族と重なると、お風呂が空くのを待つ必要があります。
その点でも、2階に浴室を増設することで好きな時間にお風呂に入れて時間の無駄を省くことが可能です。
また、ほかの家族が1階で寝ていてる夜中に入浴したい場合でも、2階に浴室があれば気を遣わずにすむメリットがあります。
うれしいメリット③窓を開けて入浴できる
浴室の窓は換気の観点からも重要ですが、外からの視線が気になる1階の浴室では入浴中に窓を開けるのはなかなか難しいものです。
リフォームによって2階に浴室を増設すれば、外からの視線を気にせず、窓を開けて開放的にバスタイムを楽しむこともできます。
うれしいメリット④プライベート空間が確保できる
戸建て住宅の間取りでは、寝室などのプライベートな空間は2階に設定することが多いでしょう。
プライベートな空間の1つである浴室も2階に設置することで、来客中でも気遣いなく入浴しやすくなるメリットがあります。
2階に増設する浴室リフォームの基礎知識③把握しておくべき注意点
2階に浴室があるとさまざまなメリットが享受できますが、把握しておくべき注意点もあるので確認しておきましょう。
2階の浴室リフォームや増設をおこなう場合、以下のような注意点をしっかり把握しておくことが必須です。
浴室リフォームの注意点①水漏れリスク
2階をリフォームして浴室を増設する場合、在来工法によるものよりユニットバスのほうが水漏れリスクは少ないものの、まったく水漏れの心配がないわけではありません。
もしも水漏れが起これば階下への影響が懸念されるだけでなく、見えない部分に影響をおよぼすことにもなるため要注意。
木造住宅ではとくに木材の腐食につながるリスクもあるため、定期的に漏水点検するなどの対応が必要でしょう。
浴室リフォームの注意点②浴室の重さ
浴室を増設し、さらに浴槽にお湯を溜めると約1トンの重さがかかります。
この重さによる建物への負担は大きく、木造住宅では補強が必要になる場合もあるので注意しましょう。
増設する浴室は、できるだけ柱に近い場所に設置するなど強度に対する配慮も必要です。
浴室リフォームの注意点③シャワーの水圧
一般的な水道直圧式のガス給湯器ではとくに心配ありませんが、オール電化などで使われている貯湯型給湯方式では水圧が落ちて、シャワーの勢いが弱まる可能性があります。
費用をかけて2階に浴室を増設しても、シャワーの水圧に不満があっては快適なバスタイムはかないません。
そのほか地域によって水圧が弱い場合もあるため、2階に浴室を増設するときは事前に水圧を確認する必要がありそうです。
浴室リフォームの注意点④水を運ぶパイプスペース
2階に浴室を増設するには、浴室となるスペースの真下に給水や排水のパイプスペースをつくる必要があります。
パイプスペースは1階の天井部分を利用するため、1階の部屋が圧迫されてしまうことにもなりかねません。
1階の天井が低くなってもとくに影響がないと思える場所を選ぶのはもちろん、構造上問題がないかなど、さまざまな角度から設置場所を検討する必要があります。
浴室リフォームの注意点⑤工期や費用がかかる
今ある浴室を新しくリフォームする場合と違い、浴室を2階に増設するとなると配管や電気配線の新設、建物の構造上の補強など大がかりな工事が必須となり、おのずと工期は長く、費用は高額になります。
費用全体としては数百万円になることもあるので注意しましょう。
まとめ
今回は2階をリフォームして浴室を増設する場合のメリットや注意点をご紹介しました。
浴室の増設に利用されることの多いユニットバスには、戸建て住宅用からマンション用まで、さまざまなサイズがあります。
また2階に浴室を増設する際には注意するべき点が多く、費用が高額になるのも要チェックポイント。
浴室増設のリフォームをお考えの方は、想定されるリスクを一つひとつクリアしながらじっくり検討してみてくださいね。
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