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自由設計の家に和室を作ることをおすすめする理由

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自由設計の家に和室を作ることをおすすめする理由

自由設計の家に和室を作ることをおすすめする理由

最近の建売の家には、和室がないことが多くなってきているようです。
建売は間取りの設計が初めから決まっていたり、間取りを有効に使うために和室が作られなかったりするのでしょう。
ですが、もし自由設計の家を新築するのであれば、和室を作ることをおすすめします。
和室をおすすめする理由を詳しく解説していきます。

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和室を作るメリット

和室を作るメリット

和室をおすすめするのは、多くのメリットがあるからです。
日本の気候は四季があり、特に春から夏にかけて湿気が多いという特徴があります。
日本家屋は昔から、夏を涼しく過ごすことに重点を置く設計がされてきました。
冬の寒さは、着るものや火鉢やこたつなどの暖房器具で対処できますが、夏の暑さへの対処は建物を工夫することでしか対応できません。
そこで活用されてきたのが畳(たたみ)です。
実は畳の材料の藺草(いぐさ)には、夏を快適に過ごすのに効果的な機能がたくさん備わっているのです。

吸・放湿機能

畳には、湿度が高いと湿気を吸い取り(吸湿)、湿度が低くなると水分を放出して湿度を保つ(防湿)機能があります。
これは建材や建物の素材の中で「トップクラスのエアコン機能」と言われるほどの機能性です。

吸塵・空気の浄化作用

日本紡績検査協会の検査では、畳による二酸化窒素の吸着率は障子やふすま紙、毛、木綿よりも5~9倍、他にもホルムアルデヒドやアンモニア酢酸を吸着することが実証されています。
つまり畳のある部屋が、他の部屋より空気がきれいなのは明らかなのです。

高い抗菌性

藺草には抗菌能力があると、2002年防菌防かび学会誌で北九州大学の森田博士が発表されました。
大腸菌O157、サルモネラ菌などの食中毒、バチルス菌など腐敗菌にたいしての効果や、最近ではレジオネラ菌への効果も報告されています。
水虫菌(正確にはカビ)の増殖を抑えることも知られていますよ。

畳の弾力の効果

畳には木材のフローリングよりも弾力性があります。
その理由は、藺草が空気を含んでいるからです。
最近では畳床がスチロールなどでできたスタイロ畳が主流になっていますが、畳床が藁(わら)でできている畳の場合は、中心にも空気の層ができているため理想的な弾力となり、転んでもケガをしにくい安全な床材です。
この弾力性により衝撃が和らげられるだけでなく、吸音性もあるため騒音を抑えてくれます。
子どもたちの足音も、フローリングよりずっと抑えられるでしょう。
また、畳の足の裏に与える感触は、脳に良い刺激を与えるという話もあります。

香りや色合いは癒しの効果

畳の香りには癒し効果があります。
畳の香りに含まれるフィトンチッド、バニリンは精神を安定させリラックスさせる効果があるのです。
藺草の持つ自然の香りは、人に優しい効果を持っているのです
また、畳の色が及ぼす心理効果も大きいと言われています。
元気がほしいときにはビビッドなカラーを使ったり、静かにしたいときは派手さのない色を使ったりというぐあいに、色は人間の心理に大きな影響を及ぼします。
畳の色は淡い黄緑色で緊張感を解きほぐす効果があり、安心感とリラックス効果が得られます。
畳がいかに素晴らしい建材かわかっていただけたかと思います。
畳を使った和室は、日本家屋の優れた知恵の集大成なのです。

和室の用途

和室の用途

和室を作ったとしても、うまく使うことができなければ作った意味がありませんよね。
では和室の用途とはどのようなものでしょうか。
昔の家は、台所以外畳の部屋がほとんどでしたが、最近は家事導線や暮らしやすさから洋室中心の家作りとなっています。
そのなかで和室の持つ役割は以下のとおり、たくさんあるのです。

和室は子育てに役立つ

子育てを控えた若い方にとって、和室は有効に使える部屋です。
まず、出産後は赤ちゃんと一緒に快適に寝ていられるスペースとなります。
出産直後はベッドでもいいのですが、床上げ後には授乳やおむつ交換、お昼寝など、和室の方が使い勝手がいいのです。
妊娠中に足のむくみ、妊娠中毒症があった場合には、足を下げて座るより和室で座る方が楽ですよ。
また、出産後に実家の母親に来てもらう場合にも和室を有効活用できます。
子どもの面倒を見てもらったり洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりと、家事を手伝ってもらいやすいのです。
その上、抗菌作用や吸放湿作用によって、赤ちゃんにも良い影響があります。
さらに、プレイルームを別に作らなくても、子どもの成長に伴って遊び場になったりお昼寝の場所にしたりもできます。
実は和室で勉強すると能率が上がったり正答率が上がったりするという実験結果もあります。

和室は客間になる

たとえば、近所の人や職場の上司や先輩が突然訪ねてきたり、両親や兄弟姉妹が来たりすることがないとは言えません。
和室がひとつあると応接間にできたり、誰かが泊まっていくときにもお客用の寝室にできたりして便利です。

フリースペース

子どもが育ってくると和室の用途が減るという声もありますが、そんなことはありません。
節句のお雛様や兜を飾ることができますし、押入れ収納も魅力的です。
収納スペースを有効に活用すれば、各部屋のクローゼットをすっきりさせられるでしょう。
それにお布団の収納には、やはり押し入れが便利です。

仏間になる

いざ仏壇を置きたくなったときのことも今から考えておきませんか?
仏壇は人が集まる部屋の近くに置くほうがいいと言われます。
リビングに小さい仏壇を置く人も増えていますが、和室があれば仏壇を置くスペースにも困りませんね。

自由設計で和室をつくる時のポイント

自由設計で和室をつくる時のポイント

最近は壁紙や石膏ボードなど、建築材料や素材も高機能になり、吸湿性があったり防燃性が高かったりします。
こうした背景もあり、和室が必要とされない時代になってきているのかもしれませんね。
また、畳の機能性に頼らずとも、除湿器や加湿器、芳香剤、除菌スプレーなどを使えば問題なく暮らすことができます。
和室のデメリットとして、畳や壁のメンテナンスの大変さがあげられます。
最近は土壁を塗るところはほぼ無いと思いますが、畳は傷が付きやすいとか、年に一度は畳を干すとか、10年くらいで表替えをするなどメンテナンスが大変といわれます。
そこで、注文住宅で自由設計だからこそ、ライフスタイルに合った和室を作られることをおすすめします。
和室をお客さん用の寝室として考えている場合には、自分たちの寝室と離れた場所に作るほうがプライバシーが保てますよ。
多目的に使いたいという場合には、リビングに隣接することで広く使えたり、子どもの遊び場になったり客間になったり、あるいは収納部屋になったりと多目的に使いやすくなります。
押し入れがあると客布団や座布団の収納にも便利です。
和室の広さやデザインは、自分たちの暮らし方に合うように考えるといいでしょう。
最近は、畳も藺草だけでなくいろいろな素材や色のものが出ています。
肌ざわりや機能を考えると藺草がいいと思いますが、琉球畳や和紙畳などライフスタイルに合ったものを選ぶことで、自分だけの新しい和室を作り出すことができるかもしれません。
壁紙や天井もモダンなデザインやシンプルなものを選んだり、逆に格天井などの格式あるデザインにして異空間を演出したりすることで、個性的な家作りもできますよね。
せっかくの自由設計ですから、こうしたポイントを活かしてぜひご自分に合った和室を作りましょう。

まとめ

和室や畳の素晴らしい機能が分かってもらえたでしょうか。
和室には伝統的な日本家屋の知恵が詰まっています。
畳を使うことで新築のホルムアルデヒドなどの有害物質も軽減されますし、お子さんのいるご家庭ならぜひ取り入れたいですよね。
家は長く住むものです。好みのデザインを取り入れて、和室のある豊かな暮らしを実現してください。

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