新居を検討する際、マンションなどの集合住宅ではどうしても騒音が気になりますよね。
そんな方におすすめなのが、古くなった団地やマンションを作り直すリノベーション住宅です。
機能性の高い新築マンションも魅力的ですが、最近は自分の好きなようにカスタマイズできるリノベーション住宅が注目されてきています。
防音室を組み込めば騒音対策もバッチリ解消できますよ。
この記事では騒音対策になるリノベーションについて説明していきますね。
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弊社へのお問い合わせはこちらリノベーション時に防音を考えるってどういうこと?
騒音問題は今も昔も住む人にとって大きな問題の1つです。
特に楽器の演奏には頭を悩ませる方も多いのですが、子供の泣き声や騒ぐ音、掃除機や洗濯機などの生活騒音もトラブルの原因になります。
また、若い方も気を使いますが、高齢の方でも騒音の問題が起こります。
テレビの音が大きくなったり、家族で話す声が大きくなったり、ものを落とす音やドアの開け閉めの音などもそうです。
防音対策としてリフォームをする人も増えているのですが、床を張ったり壁を張り替えたり、作業が大きくなると手間も費用も時間もかかります。
リノベーション住宅であれば、工事内容に防音対策を組み込むことで住む前に騒音対策ができるのです。
最近の新築のマンションでは、防音対策ができていると謳っているところも増えてきましたが、住んでみると騒音対策が十分でないため、後からリフォームせざるを得ないケースもよく聞く話です。
リノベーション住宅の場合、間取りや内装を自由に決められますから、好みの防音室を作ったり、床の防音対策なども自在にできたりするメリットがあります。
さらに、居住空間をリフォームするときは一時的な退去が必要になるなど、余計な手間と費用が掛かりますが、リノベーションだとその負担がないため、費用も割安になるのです。
防音対策として代表的なのは以下の4つです。
1.防音ボックス
防音ボックスには、部屋の中に組み立て式の防音室を据え置く形のものから、ひと部屋分の大きさで組み立てるものがあります。
安価なものもあり自分で組み立てられるものから、5日程で組み立てられるものまで種類はさまざまです。
この場合、部屋を作ってから防音ボックスを設置する形になります。
入居前に、ご自分で組み立てることも可能です。
2.窓の防音
窓の防音をすることで遮音効果が期待できるので、サッシを防音効果の高いものに取り換えたり、内窓を取り付けたりすることもできます。
リノベーションのときには、窓枠からやり直すことも可能ですね。
3.床の防音
床の防音は、お子さんがいるご家庭の騒音トラブルに有効ですので、床下に吸音シートを敷き詰めたり、遮音性のある床材を使ったりします。
家具を置く前にできるのは、大きな利点ですね。
4.壁や天井の防音
壁や天井に防音シートを張ったり吸音材を張ったりして、階上の騒音を防いだり、お隣への音の漏れを防ぎます。
新築のマンションでは、暮らし始めてから階上の音がよく聞こえたり、隣室から苦情を言われたりして悩んでしまう人が少なくありません。
壁や天井は住み始めた後にリフォームすると、家具の移動などの手間や費用がかさみますから、あらかじめ工事ができていると安心できますね。
防音室のリノベーションをするときの注意点
次にリノベーションをおこなうにあたって、防音室や防音設備を選ぶときや、工事に際してどういうところに注意すれば良いのかをご説明します。
以下の3点を押さえ、失敗のない賢いリノベーションを実現しましょう。
1. どういう防音をしたいのかを決める
防音室を一室作るのか、全体を防音するのか、どの程度の防音にするのか(生活騒音を防ぐ程度~カラオケ大会が開ける程度~レコーディングスタジオレベル程度など)を決めます。
2.複数の会社から見積もりを取る
ハウスメーカーに相談すると紹介料など諸経費が掛かってしまうので、直接ご自分で防音工事専門業者を選びましょう。
そのときの目安になるのが見積もりです。
必ず複数の会社から見積もりを取りましょう。
3.安価に走らない
あまり安価な業者はやめておいた方が無難です。
安すぎる見積もりの場合、十分な防音に必要な設備や施工を省いているケースもあります。
せっかくの防音設備が、後でやり直しにならないようにしたいものです。
必要経費や工期、メリットやデメリットについて、細かく説明してくれる業者を選びましょう。
防音室のリノベーションにかかる費用は?
防音設備、防音室のリノベーションをするにしてもどのくらいの費用が掛かるのか気になりますよね。
防音室や防音設備の費用について調べてみました。
1.防音ボックス
組み立て式から業者が設置するものまであり、価格も4~5万円から100万円くらいするものまで、大きさや防音程度によってさまざまです。
最近ではテレワークの普及により、家庭内でも個別スペースが作れるものが登場しています。
畳半畳くらいの大きさで屋根付きの軽い防音ができるものであれば、10万円程度で購入できますが、ギターなどの弦楽器が演奏できるものであれば100万円程度になります
また、マジックテープで組み立てられるものもあり、設置に手間をかけたくない人におすすめです。
2. 防音室
防音室の価格は、大きさや遮音の程度によって異なります。
鉄筋コンクリート造のマンションで、6帖の部屋の防音室のリフォーム費用を調べてみました。
まず、D値(遮音効果)が45~50の場合、昼間の時間のピアノの練習音は小さく聞こえる程度で、生活騒音はほぼ漏れず迷惑になるほどにはなりません(ただし人それぞれの感覚の違いはあります)。
この場合の価格は150万円から250万円程度です。
もう少しD値(遮音効果)が高い場合、D値60~65ではほとんど音は外に漏れません。
外からの音も、ほとんどシャットアウトします。
この場合、6帖の部屋で200万円から400万円程度が一般的です。
住居を丸ごと防音すると費用は高くなりますが、リノベーション前に計画していれば費用を抑えることができます。
また、防音シートを床下や天井にあらかじめ張ることで、階上や階下への騒音防止を図ることができるほか、床に防音マットや防音カーペット、防音用の床材を敷き詰めることも可能です。
この場合、使う防音シートやマットにもよりますが、すべての床下に張る場合30㎡で25万円から50万円程度の費用がかかるようです。
天井も同じ㎡数だと、同じように費用が掛かります。
リノベーションだと床や窓、壁や天井の騒音防止対策が同時にできるので、それぞれを組み合わせて工事することもできます。
床上に敷くタイプの場合は、6帖の広さで4万円からの費用が掛かりますが、防音カーペットや防音マットは厚さが1cm程度あるので注意が必要です。
ドアの高さなど、段差を考慮するようにしましょう。
まとめ
リノベーションの利点は、自分の好きなようにデザインや設備を取り入れられるところです。
リノベーション前の中古住宅であれば、要望を取り入れた工事ができます。
防音室を設置して騒音問題を解決し、快適な生活ができる住居を手に入れるチャンスです。
リノベーション住宅の利点を活用して、より快適な住居を手に入れてください。
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