自由設計で新築やリフォームする際、その部屋に合った窓を設計するのがおすすめです。
部屋別に窓を選ばないと、日当たりや風通しの悪さにつながってしまうからです。
この記事では自由設計でのマイホームを検討中の方に向け、部屋別の窓の設計方法についてお伝えします。
リビングとダイニング、各部屋や水回りなど部屋別に紹介するので、ぜひご覧ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら部屋別の窓の設計方法:リビングとダイニング
まずは部屋別の窓の設計方法として、リビングとダイニングに選ぶべき窓を見ていきましょう。
リビングとダイニングには、掃き出し窓がおすすめです。
リビングやダイニングは家族が集う場所のため、みんなが多くの時間を過ごします。
リビングのソファでのんびりしたり、テレビや映画を見たり、ダイニングでは家族みんなで食事を取るでしょう。
そのためリビングとダイニングは、明るい空間になるよう、掃き出し窓で設計してみてください。
掃き出し窓は出入りするドアと同じくらいの高さを持ち、ガラス面が多いため、採光性に優れています。
太陽光や自然光を効率よく室内に取り込めることから、自由設計のみならず、建て売り住宅やマンションのリビングとダイニングにも使用されていることが多いです。
またリビングとダイニングは、食べ物やペットの臭い、生活臭がこもりやすい場所でもあります。
効率よく換気できるよう大きめの窓を設計し、換気をしっかりおこないましょう。
出入りが可能
庭にウッドデッキやタイルデッキを採用する場合も、掃き出し窓が役に立ちます。
掃き出し窓は下部が床に接しているので、出入り口としても使用可能です。
掃き出し窓を使ってウッドデッキやタイルデッキにそのまま出られるので、バーベキューやガーデニングをおこなう際にも便利でしょう。
最近の自粛生活にともない、アウトドアリビングやセカンドリビングを求める方が増えています。
外となかを行き来しやすい窓を採用し、ワンランク上のリビングを設計してみてください。
リビングとダイニングは、とにかく家族みんなが「居心地が良い」と思えるような空間に仕上げることがポイントです。
気を付ける点
部屋別にそれぞれ適した窓がありますが、リビングとダイニングは日当たりや風通しを考慮するようにしてください。
ただしリビングとダイニングの場合、窓の位置や数に注意が必要です。
日当たりや風通しを重視するあまり、窓の数を多くしてしまうと、テレビや家具を置く場所がなくなってしまいます。
そのため窓のない壁をいくつか残すことが大切です。
また窓の位置にも気を付けましょう。
道路に面した場所に大きな窓を設計すると、外からの目線が気になり、「昼間でもカーテンを閉めっぱなし」という事態になりかねません。
家の方角や土地の形状をチェックし、プライバシー性も考慮し設計してください。
部屋別の窓の設計方法:各部屋
次に部屋別の窓の設計方法として、各部屋の選び方を見ていきましょう。
寝室
寝室は就寝する部屋のため、安眠できる空間をつくりたいですよね。
たとえば東の壁に窓を導入すると、朝は東日が降り注ぎ、まぶしい思いをするかもしれません。
そのため東以外の場所に設計するのがおすすめです。
また布団やベッドを置く場所に大きな窓があると、冬は冷気を感じやすく、なかなか眠れない可能性があります。
どこに布団やベッドを置くのかをよく考え、寝る場所に大きな窓がないよう設計してください。
それなら「寝室は小さい窓1つでもいいのでは?」と考える方もいると思います。
しかし人は寝ている間にたくさんの汗をかくため、寝室には湿気がこもりやすいのがデメリットです。
そのため起床時は換気するのが良いでしょう。
窓が2つ以上あれば効率的に換気できるので、設計時に窓の数を相談してみてください。
子ども部屋
子ども部屋はリビングとダイニング同様、明るい空間になるような窓を設置しましょう。
小さなお子さまがいる場合は、事故を防ぐために以下のような工夫が必要です。
●腰窓を選ぶ
●手が届く場所はFIX窓を採用する
お子さまが大きくなり自室で勉強する場合は、防音性や遮音性に優れた窓を採用するのもおすすめです。
遊び心のある、丸窓や小窓を選んでも楽しいですね。
和室
和室の窓は畳に合うよう、縦長タイプや丸いタイプを選んでみてください。
庭に面した和室であれば、出入りできるよう掃き出し窓を採用してもいいでしょう。
モダンな雰囲気を楽しみたいときは、あまり大きな窓は設計せず、小さめのタイプで採光を取るのがおすすめです。
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットなどの収納スペースは、採光目的というより、換気目的で窓を設置することがあります。
そのため引き違い窓やルーバータイプを選ぶといいでしょう。
開閉が簡単におこなえるので、換気や風通しをしたいときに便利です。
このように部屋別で考えると、各居室は目的や使う人がそれぞれ異なります。
なにをする部屋なのか、誰が使うのかに焦点を当てて考えると、自然に適した窓が見つかるのではないでしょうか?
部屋別の窓の設計方法:水回り
部屋別の窓の設計方法として、最後は水回りを見ていきます。
キッチン
キッチンに窓を設計する際は、明るさや換気の効率を考えるのがおすすめです。
窓が必ず必要な水回りではないので、設置しなくても問題ありません。
明るさを重視するならFIX窓を、換気の効率を求めるなら横滑り窓を採用するといいでしょう。
横滑り窓なら雨が入りにくいので、小雨の日でも調理中に換気ができます。
トイレ
トイレは部屋別で見ても、比較的狭い水回りです。
そのため開放感や採光性を得るためには、小さくてもいいので窓の設置を検討してみてください。
しかしトイレはプライバシー性を重視したい場所でもあります。
便座に座ったとき、目線の高さに窓があると外からの視線が気になり、使いにくいトイレになってしまうかもしれません。
そのため天井に近い位置に設計したり、外からの目線が気にならない場所に設けたりするのがおすすめです。
バスルーム
バスルームは湿気がこもりやすい水回りのため、可能であれば窓を設置したいですよね。
しかしトイレと同様、外からの目線が気にならないよう、位置や大きさに注意してください。
バスルームにあまり大きな窓を付けてしまうと、外からの目線が気になり、ゆっくり入浴できません。
そのため道路に面していない位置に、小さめの窓を設置するのが適しています。
また防犯面を考慮し、面格子などを採用するとより安心です。
洗面所
洗面所は手洗いうがいをするだけでなく、メイクをしたり髪型を仕上げたり、さまざまなことをする場所です。
そのため自然光が入るよう、窓を付けたいという方が多くいます。
洗面所は部屋別で考えると、採光と換気ができればOKなので、比較的小さな窓でも問題ないでしょう。
小さめの引き違い窓や横滑り窓があれば採光が適度に取れ、簡単に換気もできます。
洗面所はバスルームやトイレから近い位置にあることも多いので、面格子などの防犯対策もおこなってください。
このように水回りは日当たりを重視する場所ではないため、大きすぎないサイズがおすすめです。
ただし換気はおこなった方がいいので、空気の入れ替えができる窓を選びましょう。
まとめ
この記事ではリビングや各部屋、水回りにおける、部屋別の窓の選び方をお伝えしました。
自由設計で家を建てる際は、どの部屋にどのような窓を設計すればいいのか悩んでしまいますよね。
今回ご紹介した内容をぜひ参考にしていただき、部屋別に適した窓を設計してください。
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