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マイホームを建てるなら、家族みんなが暮らしやすい家にしたいですよね。
小さな子どもや高齢の方がいるご家族はもちろん、将来にわたって何年も快適に住みつづけるためにもバリアフリー化はマイホームづくりの重要ポイント。
そこで今回は、バリアフリーとは?という基本知識をはじめ、生活エリア、水回りエリアのバリアフリーポイントをご紹介。
マイホーム計画のヒントとして、ぜひご活用ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら暮らしやすいマイホームに必須!?バリアフリー住宅とは?
高齢化社会といわれて久しく、バリアフリーという言葉も一般的になっています。
これからマイホームを新築する方、またはリフォームやリノベーションによってバリアフリー化を考えている方も多いのではないでしょうか?
バリアフリー住宅とは、幼い子どもから高齢の方まで、すべての人が安心かつ安全に暮らせる工夫を施した住まいのこと。
バリアフリーをめざして建てられる住宅またはリフォームやリノベーションをおこなう住宅では、段差をなくす、手すりを設置するなど、暮らしのなかで誰もが不便を感じることのないよう設備を整えます。
上記で挙げた設備の例を見ると、バリアフリー住宅はおもに高齢の方のためのものと思われがちですが、小さな子どもや妊婦さん、さらに若者や働き盛りの世代であっても病気やケガなどによって、バリアフリーの設備を必要とするときがありますよね。
このように、家族みんなが快適かつ安心して暮らせる住まいを指すのがバリアフリー住宅です。
バリアフリーとユニバーサルデザインとはどう違う?
最近ではバリアフリーのほか、ユニバーサルデザインという言葉もよく聞くようになりました。
バリアフリーが知られるようになった1990年代当時、障がいのある方や高齢の方にとって障壁となるものを取り除くことを指していたバリアフリー。
それに対してユニバーサルデザインは、さらに近年の多様性の考え方に即し、年齢や性別、人種などにかかわらずすべての人たちが利用しやすいデザインなどを指しています。
ユニバーサルデザインは、バリアフリーよりさらに多くの人にとって使いやすいということなのですね。
ただし前述したとおり、最近はバリアフリーもユニバーサルデザイン同様、家族みんなにやさしい住宅や設備を指して用いられることが多いよう。
次項からは、そんな考え方からおすすめするバリアフリー住宅の事例をエリア別にご紹介します。
暮らしを快適にするバリアフリー住宅のポイント~生活エリア編~
まずは暮らしの中心となる生活エリアのバリアフリーについて見てみましょう。
生活の質を高めるポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
生活エリア①リビング・ダイニングのバリアフリーポイント
家族みんなが集う場所として、より快適に整えておきたいのがリビングルームやダイニングルームです。
リビング・ダイニングといった生活エリアのバリアフリーとして、とくにこだわりたいのがテーブルの高さ。
テーブルは車イスのまま入れるようにするのがポイントです。
目安としては高さ約70cmとなりますが、車イスの種類によっても変わってくるので、高さ調節できるテーブルにしておくと安心。
さらにリビングの一角に、高齢の方が横になったり、幼い子どもの遊びスペースになったりと、多目的に使える畳の小上がりを作っておくのもバリアフリー住宅のアイデアとして多くの方がとりいれているようです。
生活エリア②玄関のバリアフリーポイント
毎日の生活で何度となく利用する玄関は、できるだけ段差を作らないのがポイント。
マイホームを建てる時点で高齢のご家族がいなくても、年を重ねれば誰もが高齢になると考えれば、杖をついたり車イスで移動したりする場合を想定するべきでしょう。
マイホームを建てるときから玄関にスロープを設置しておくと、車イスに限らずベビーカーなどの出入りにも便利です。
生活エリア③階段・廊下のバリアフリーポイント
バリアフリー住宅としては、できることなら1階のみで生活が成り立つのが理想的ですが、なかなかそうもいきません。
2階以上の住宅なら階段や廊下に手すりを設置し、路面には滑り止めの工夫をしておくと安心。
また急な角度の階段は誰にでも危険度が増すため、できるだけ緩やかな勾配にするのも忘れずに。
また廊下幅は一方通行でも90cm以上、方向転換のためには150cm以上のスペースが必要となるので住宅を設計する時点から配慮するか、既存の住宅に新たに増設するためには大幅なリノベーションが必要となりそうです。
暮らしを快適にするバリアフリー住宅のポイント~水回りエリア編~
続いて快適な暮らしのキーとなる水回りエリアのバリアフリーについて見てみましょう。
トイレやバスルームなどそれぞれのポイントをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
水回りエリア①トイレのバリアフリーポイント
いつも快適に使えるバリアフリーのトイレとしては、夜などでも移動しやすくヒートショックの危険を回避するためにも、寝室の近くに配置するのがベストです。
トイレももちろん広さにゆとりをもたせ、車イスでラクに出入りできたり、介護する方がいっしょには入れたりするよう配慮するとよいでしょう。
こちらも手すりを設置して、便座へのわずかな移動でも安全性を確保。
もしもマイホームをこれから新築するなら、洗面台のほか洗濯機置き場をトイレに併設しておくのもよいでしょう。
まだまだ一般的とはいえませんが、介護の観点からとても有効なアイデアです。
水回りエリア②洗面所のバリアフリーポイント
洗面台は立って使うのが一般的ですが、バリアフリーの考え方を基本にすると、やはり車イスに座った状態で使える高さが求められます。
それにともない、通常、収納スペースを設けることの多い洗面台の下も車イスのまま入れるよう空間を作っておくとよいでしょう。
子育て世代の若いファミリーでも、マイホームを新築するときから低めの高さにしておけば、子どもが小さいときから自分で手洗い・うがいなどができる利点もあります。
水回りエリア③バスルームのバリアフリーポイント
身体の清潔を保つため、またリラックスするためにも重要となるバスルーム。
こちらも介護が必要となった場合のことを考えると、間口は大きく、浴槽や洗い場は広めに設定しておくのがベター。
また思わぬ事故を防ぐために、浴槽や洗い場の床面に滑りにくい加工を施すなどの工夫も必須です。
水回りエリア④キッチンのバリアフリーポイント
長時間立って作業することの多いキッチンは、洗面台と同じくシンクやレンジ台の高さが重要となってきます。
キッチンのすぐ近くにダイニングテーブルとイスがあるだけでも、座ったまま下ごしらえなどができて便利ですよね。
より本格的にバリアフリーキッチンを計画するなら、年代や年齢に合わせて高さ調節できるキッチン製品もあるようなので、興味のある方はマイホームを新築するときに施工会社などに問い合わせてみましょう。
既存の住宅でリノベーションなど大幅な変更が難しい場合は、キッチンスペースにちょっとした座れる作業スペースをつくるだけでも、利便性がグンとアップしますよ。
まとめ
バリアフリー住宅とは、障がいのある方や高齢の方にやさしいだけでなく、最近ではユニバーサルデザイン同様、すべての人に快適で安心・安全な住まいのことを指すようですね。
これからマイホームを建てるご予定の方は、こうした考え方を基本にするのもおすすめ!
できるだけ長く快適に暮らせる住宅をめざして、ぜひ我が家に合ったバリアフリー住宅のプランを立ててみてくださいね。
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