注文住宅では、自分好みの理想的な住まいづくりが可能です。
その反面、間取りや設備のほか、外壁や内装、業者選びや打ち合わせ、スケジュールの管理など、自由度が高い分決めることが多く、何から手を付ければいいのかわからない、という方も多いでしょう。
そこで今回は、注文住宅を検討中の方に向けて、注文前に決めておきたいことについてご紹介します。
注文住宅の建築を頼む前に!スムーズな注文のために決めること
注文住宅の種類
そもそも注文住宅とは、自分好みの住宅が叶うオーダーメイド住宅のことです。
注文住宅はさらに、木材などの資材や、扉や窓の種類といった仕様を含め住まいのすべてについて指定可能な住宅をフルオーダー住宅、一定の基準となる住宅を基に設備の色や外壁の色などを指定できるセミオーダー住宅の2種類に分けられます。
また、どちらであっても間取りや外観、設備のグレードなどは決めることができます。
購入費用に関する計画
住まいを購入する前に貯蓄額を把握し、購入予算を決定しておくことで注文住宅の依頼がスムーズに進みます。
また、住宅ローンを使用する場合はあらかじめ借り入れをおこなう金融機関を決めておくと注文後の負担が軽減されます。
理想の家のイメージを固める
間取りや家の形状、雰囲気やこだわりたいポイントをピックアップしておくことで、注文時の打ち合わせがスムーズです。
住宅誌や業者の施工例などを参考に具体的に決めておくと、打ち合わせ時にイメージを共有しやすくなります。
注文住宅の建築を決意したら?施工会社との打ち合わせ中に決めること
ハウスメーカーや工務店、設計事務所などにもよりますが、建築前の打ち合わせは5~10回が一般的です。
建物の基礎的な構造に関する部分から始まり、壁紙や照明などの内装に関わる部分は工事が始まってからおこなわれるケースも。
打ち合わせでは、お風呂場や洗面台、キッチンなどの設備はもちろん、床材や壁材、建具、床と壁の継ぎ目に見える木材やてすりの木材の種類など、詳細な部分を決定することになります。
また、打ち合わせは複数回にわたり多岐にわたる内容を決定するため、メモを取る、ボイスレコーダーを使用するなど、備忘録をつけておくことがおすすめです。
特に疑問点や保留にした部分などは、一度持ち帰りじっくり検討する必要があるため、記録をとることで建築後の後悔を回避することにつながります。
また、一度決定したことについて、建築が始まってから変更しようとすると、別途費用がかかってしまうため、焦らずじっくりと打ち合わせ中に検討しておくことが重要です。