最近では新築にこだわらず、中古物件を購入して自分好みにリノベーションする方も多いようです。
リノベーションによって新築同様の状態にするのも可能ですが、必ずしも思い通りに完成するとは限りません。
この記事では、中古物件のリノベーションにおける失敗をご紹介します。
場所ごとの失敗例や、失敗を回避するための注意点などにも触れるので、ぜひ参考にしてください。
中古物件のリノベーションにおける失敗例
中古物件のリノベーションにおいて失敗が多い箇所は、表に出ていない見えない部分です。
特に給排水設備は壁の裏側に隠れているため、リノベーションせずにそのまま使用する場合も。
しかしながら、給排水設備の老朽化は水漏れを引き起こす危険性が高いので注意が必要です。
水漏れが発生すると周囲も傷むので、最終的には表側まで被害が出てきます。
また水漏れは下の階に住む方とのトラブルに発展することもあります。
他の住民が住む部屋で被害が出た場合は、漏水の原因となった部屋の住民が責任をとらなければなりません。
配管の工事と水漏れ被害の修繕、損傷した家財の弁償などで数百万円を負担することになります。
見えない部分に関しては劣化状況を確認し、必要であれば改修するようにしましょう。
コンセントや収納といった細かな部分でも、失敗する例が多いです。
デザインや間取りの理想にこだわりすぎて、日常生活での使い勝手が悪くなることも少なくありません。
収納は広すぎるとものの出し入れに手間取ってしまいますし、狭すぎると新たに収納スペースを設けることになるので生活空間が狭くなってしまいます。
さまざまな便利な生活家電にあふれる現代では、コンセントは使う場所に設置されていなければ、電化製品を動かせません。
実際の生活を想定して、何がどこにどれくらい必要か考慮しておくのが大切です。
中古物件のリノベーションにおける失敗しないための注意点
中古物件のリノベーションで失敗を回避するためには、まず会社選びが重要です。
自分の希望を整理したうえで、専門的な観点からのアドバイスをくれる会社を選べば、理想に近い形でノベーションできるでしょう。
リノベーションの完成後に予期していなかったトラブルが発生することもあるので、会社の保証範囲についても確認しておくと安心できます。
中古物件のリノベーションにあたっては、見た目のデザインにこだわるのも大切ですが、きちんと改修・修繕されているかを重視して、劣化部分をそのままにしないようにしてください。