マイホームを新築したら一緒に検討したいのが「カーポート」です。
今回の記事では、気になるカーポートを適切に設置する位置や費用の目安、後から設置する場合の方法や注意点まで、幅広く解説します。
これから新築される方はもちろん、後付けでカーポートを検討中の方も、ぜひご覧ください。
新築時にカーポートを設置する費用目安と位置のポイント
カーポートを新築時に設置する場合、気になる費用は使う材質や形状、耐久性などによっても変わってきます。
ひとつの目安として、新築時なら別途80万円から100万円以内の予算を想定しておくとよいでしょう。
一見高く感じられますが、固定資産の耐用年数としても15年と長く、もっと長く使用できるケースもあるので、カーポートはコスパがよいですね。
新築時に設置するなら、ベストな位置に配置しましょう。
良い位置を模索するポイントは、まず車の出し入れがしやすい位置かどうかです。
屋根などが住まいの日当たりに影響しないかも検討しましょう。
また、可能なら広めのスペースを確保するのがおすすめです。
ドアの開閉にも余裕があれば荷物の出し入れも楽ですし、家族の状況にあわせて軽自動車からファミリーカーに買い替えることもできますね。
新築でなくてもOK!位置を確認して後からカーポートを設置する方法
新築時にカーポートの設置を見送るケースもありますが、後から設置することも可能です。
その場合は設置のために、まずは幅、奥行き、支柱を建てる高さ、加えて設置位置がコンクリートかアスファルトかなどを確認しておいてから検討し、工事を依頼しましょう。
一般的な設置方法としては、まず支柱の位置を決めて、コンクリートや土を掘り起こし、支柱を固定します。
その後、屋根を取り付けるという流れです。
後から設置するときに注意しておきたいことに、建ぺい率があります。
実は、カーポートは建築物とされているので建築面積に影響します。
しかし、緩和措置があることも同時に覚えておきましょう。
緩和措置は、高い開放性を有する建築物として認められれば、建築物の端から水平距離1メートルの部分は建築面積に含めなくてよいというものです。
具体的には、柱の間隔が2メートル以上であり、天井の高さが2.1メートル以上であることなどが要件とされています。
後付けする場合は、建ぺい率と緩和措置の要件なども確認しておきましょう。