空間を開放的でお洒落なイメージにするスキップフロアは、昨今さらに注目が高まっています。
スキップフロアを取り入れている物件は、他とは一味違った現代的な印象を受けますね。
簡単に取り入れてしまい、あとになって後悔される方も少なくありません。
人気のスキップフロアの魅力や、注意すべきデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
それぞれご紹介します。
家にスキップフロアを設置するメリットとは?
見た目の印象の人気もさることながら、スキップフロアを設置することで、空間を効率よく使えるなどの便宜性も期待できます。
部屋と部屋を廊下で区切る代わりに段差を使うことで、段差の下にできたスペースを収納スペースとして利用できるなど、デッドスペースを上手く活用することが可能になるのです。
また、スキップフロアを設置することで見通しも良くなるため、家族のつながりを感じられる空間づくりに適しています。
見通しが良くなることで、狭い平米数の物件でも比較的開放的に感じられるなどのメリットもあります。
空間と空間を緩くつなげるスキップフロアは、家族のコミュニケーションもとりやすく、スペースも有効に活用できるという点が大きな魅力です。
家にスキップフロアを設置するデメリットとは?
魅力的なスキップフロアですが、設置するデメリットとは何でしょうか。
まず、空間の移動が段差になるので、小さいお子さんやご高齢のご家族をお持ちの方は段差の移動が不自由になることです。
スキップフロアは設計の段階で綿密に計算されているため、簡単にリフォームすることが難しく、バリアフリー化を将来的に考えるご家族には適していません。
また、空間と空間を段差だけで仕切っているため、プライバシーの保護という観点を気にされる方は見通しが良すぎることや、話し声が聞こえてしまうなど、デメリットに感じてしまうでしょう。
スキップフロアは設計にとても手間がかかり、複雑な間取りなので、建築にはコストがかかることや、スキップフロアの設計に慣れている設計士に頼まなければ、イメージと違ってしまう可能性や、余計なスペースがうまれてしまうなどという点も注意すべきところです。
漠然としたお洒落なイメージだけで設置を検討するのではなく、スペースの活用法や、家族の生活スタイルなどを踏まえた上でしっかりと設計してもらう必要がありそうです。