マイホーム購入の際、「中古住宅を購入してリノベーションしよう!」と考える人が増えています。
リノベ費用の借入には、次の2つの方法があります。
・リフォームローンを借りる
・住宅ローンにリノベ費用を含める一体型ローンとして借りる
ただしトータルの返済額をおさえたいなら、リノベ費用は住宅ローンに含める一体型ローンとして借り入れるほうがお得です。
この記事では、リノベ費用を住宅ローンに含める一体型ローンの良い点と悪い点をご紹介します。
リノベ費用を住宅ローンで借りる!良い点・メリットは?
リノベ費用の借入に一体型ローンをオススメする理由は、大きく2つあげられます。
<住宅ローンとリフォームローンを組み合わせて借りるよりも低金利>
住宅ローンの金利は、2020年現在は固定金利でも1%台です。
一方、リフォームローンの金利は2~5%。
住宅ローンのほうが金利が低いため、トータルの返済額を抑えられるのです。
毎月の返済額の負担も、住宅ローンにリフォーム費用を含んだほうが小さくなります。
<住宅ローン1本化のほうが借入上限金額が高い>
住宅ローンの借入可能金額は、年収により大きく変動するものの、多くの民間銀行では上限を1億円と定めています。
一方、リフォームローンの借入限度額は500~1000万円程度。
資金面での柔軟性は、住宅ローンにリノベ費用を含めたほうが高いのです。
リノベ費用を住宅ローンで借りる!悪い点・デメリットは?
リノベ費用を住宅ローンに含める一体型ローンには、注意すべき点もあります。
<どこの銀行でも対応しているわけではない>
リフォームローンは多くの銀行で扱っています。
しかし一体型ローンは、扱っている銀行が限られています。
借入を検討している銀行が対応しているか、事前に確認する必要があります。
<住宅ローン申し込み時にリノベの契約書や費用を提出する必要がある>
一体型ローンを申し込む際、リノベ業者を選定し、費用を算出しておく必要があります。
つまり、購入物件を探しながら売買契約を交わし、ローンの申し込み時までにリノベプランを明確にしなければなりません。
<購入する中古住宅の担保評価が低いと借入金額に影響する>
担保評価とは、「購入する予定の中古物件の評価金額が、融資額に見合う価値があるか」を評価した数字です。
住宅は、建ててから時間が経過するごとに評価担保評価が下がっていきます。
購入を検討している物件の担保評価が低い場合、住宅ローンの借入可能金額が少なくったり、返済期限を短く設定されたりする可能性があります。
まとめ
リノベ費用を住宅ローンに一本化することの良い点と悪い点をご紹介しました。
一体型ローンとして借り入れたほうが、トータルの返済額は抑えられます。
計画的に行動して、夢のマイホームをお得に手に入れましょう!