理想のマイホームを入手する方法に、中古住宅やマンションを購入してリノベーションするやり方があります。
住宅購入時と同様、リノベーションやリフォームの費用にもローンを使用できますよ。
この記事では、リノベーションに使用できるローンとはどんなものか、またローンを検討する際の注意点をまとめました。
リノベーション費用に使えるローンとは?金利はどれくらい?
リノベーションに利用できるローンは下記の2つがあります。
・リフォームローンを使う
・住宅ローンにリノベーション費用も組み込む
それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
リフォームローンは、リフォームやリノベーションのみに使用できるローンです。
審査期間は5日程度で、借入金額によっては担保も不要のため、比較的借りやすいのがメリット。
ただし住宅ローンと比較して、金利が高いのがデメリットです。(およそ2~5%程度)
住宅ローンは住宅購入の際に使用するローンで、銀行によってはリノベーション費用を組み込んで1本化できます。
2020年6月現在、住宅ローンは非常に低金利で、全期間固定金利でも1.0%台です。
そのためリノベーション費用が多額になっても、毎月の返済額を抑えられるのがメリットです。
リノベーション費用にローンを使用する際の注意点とは?
リフォームローンと住宅ローンの特徴はそれぞれ下記のとおりです。
<リフォームローンの特徴>
・金利:高金利(2~5%)
・借入期間:15年程度
・借入限度額:500~1000万円程度が多い
<住宅ローンの特徴>
・金利:低金利(全期間固定でも1%台)※2020年6月現在
・借入期間:最長35年
・借入限度額:年収や返済能力によって変わる
リフォームローンのほうが金利が高いため、トータルの返済負担は大きくなります。
またローンを2つ組むため、諸費用も2つ分かかってしまいます。
よってトータルの予算を抑えたいなら、リノベーション費用を住宅ローンに1本化する方法がオススメです。
ただしこの場合、中古物件購入のローンを組むタイミングで一緒にリノベーションプランを提出する必要があります。
リノベーションにかかる見積りや契約書などが必要なので、中古物件探しとリフォーム業者の選定をいっしょに進めなければなりません。
また住宅ローンへの一本化はどこの銀行でも扱っているわけではないため、銀行に事前確認が必要です。
時間が十分に取れない家庭にとっては難しい可能性もありますね。
ひとまず中古住宅を購入して、リフォーム業者やプランはゆっくり考えたい…という場合は、リフォームローンがオススメです。
リフォームプランは多くの銀行で対応しており、審査機関も短いためゆとりを持って検討できます。
できるだけリノベーションの費用を抑えて短期間で返済できるプランを立てられるなら、金利の高さも大きな負担にならないでしょう。
まとめ
リノベーション費用にローンを使用する方法や、それぞれの注意点をご紹介しました。
ローンを申し込む銀行によっても金利や融資条件が異なります。
よくシミュレーションして最適な方法を検討しましょう。